コラム

低音の安定感と高音のエクスタシー

縦と横

音楽は、「時間の経過」という横軸と、「音程の高低」という縦軸とで成り立っています。今回は、音楽の縦軸である音の高低についてのお話です。

安らぎの低音

低い音は人間の心理に安定をもたらします。音楽の低い部分を受け持つ楽器にはベースやドラムのキックなどがありますが、これらは音楽に揺るぎない安定感をもたらします。ロックバンドの中でベーシストが一番女性にモテるという話がありますが、安らぎ・安定感を担う役目という点でそんなエピソードが生まれたのではないでしょうか。

高音のエクスタシー

ポップスなどのメロディーラインに注目してみましょう。多くの場合、曲の始まりであるAメロは低い音から始まって次第に音程が上がっていき、サビで最高音を迎えます。サビでいきなり音程が低くなるという楽曲はあまり聞いたことがありません。音楽の一番盛り上がる部分には、たいていその曲の最高音が置かれています。音程の高い・低いと人間心理の高い・低いはリンクしているのです。しかし、高音の中でも特に高い音域(ヴァイオリンのC5以上の音やピアノの右端付近の音)は、エクスタシーを超えて緊張感を生み出します。音楽的な表現力の幅は狭まり、効果音的な扱いとなります。

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