何をやってもダメな時に
気持ちが下を向いていると何をしても上手くいかないものです。いつもやっていることでさえできなくなったり、大きな失敗をしてしまったりします。そんな負のループから抜け出し、気持ちを上向きにしてくれる音楽がありますのでご紹介します。ロシアの作曲家ラフマニノフによる『交響曲第2番第3楽章』です。ラフマニノフの音楽は、映画やテレビドラマのBGMとして使われることがとても多いのですが、それだけではなくこの『交響曲第2番第3楽章』は逆に、音楽から映像を思い起こさせる不思議な力を持っています。目を閉じて聴くと、「自分だけの映画」を観ているかのように様々な場面が頭の中のスクリーンに映し出されるでしょう。
まるで一本の映画を観るような音楽
曲が5分ほど過ぎたあたりから、ジワジワと気持ちが持ち上げられてくるのをお感じいただけるでしょう。僕はこの音楽を聴くと、長くまっすぐ上に伸びた階段の向こうに白い光が見え、音楽が進むにつれてその階段を一段一段上っていき、やがてに白い光に手が届く、というような映像が浮かびます。このように頭の中で映像と音楽のコラボレーションを味わうと、美しい映画を一本観終わった後のような気分の高揚を得ることができます。
白い光に満たされます
この曲は、「白い光にだんだん満たされてくるようなイメージ」「階段を一段一段上って高みを目指すようなイメージ」を持っていて、気持ちを上向きにさせるのに大いに役立ちます。ヘッドホンを使って周囲の環境音を遮断して聴くとその効果は倍増するでしょう。また、一曲の中で様々な表情を感じさせてくれる音楽ですので、聴いていると次から次へと映像が浮かんできます。15分ほどの音楽ですのでお時間を作っていただきやすいと思います。気分を高めたい時にぜひお聴きください。
ラフマニノフ作曲『交響曲第2番第3楽章』
※動画はYouTubeからの引用です。アップロード者の都合によって削除される可能性があります