サウンドロゴとは
TVCMなどで企業や商品のグラフィカルなロゴが表示されるのと同時に、企業名や商品名、またはキャッチコピーなどを歌った(読んだ)音声を重ね、心に引っかかる印象的な音楽や効果音を付けてアピールする宣伝手法です。
サウンドロゴの例
YouTubeに、いろいろな企業のサウンドロゴをまとめた動画をアップロードしている方がいらっしゃいましたので見てみましょう。たくさんありますが、今回は「食品編」をどうぞ。
いろんなサウンドロゴ ~食品~
サウンドロゴの作り方
最後に、サウンドロゴを作る際のポイントを書いてみたいと思います。サウンドロゴは、ある程度長さのある音楽を作るのとは違って、たくさん作ってクライアントに選んでもらう方法を取るのが良いと感じています。きっと、グラフィックのロゴデザインやキャッチコピーのライティングをしている方も同じだと思いますが、短くてシンプルな品物ゆえに、イメージにぴったり当てはまるものを「一緒に探っていく工程」が必要となるからです。ジグソーパズルを組み立てる時、たくさんのピースの中からぴったりはまるものを探しますよね。あれに似ています。いくつかのパターンを作って、クライアントと一緒に決めるのが良いでしょう。おもしろいのは、クリエイターが作ったサウンドロゴを通して、クライアント自身が、会社やサービスの真の価値、隠れた価値を発見する時です。たとえば、ある電化製品のサウンドロゴをクリエイターが作りました。それは、緑色をイメージさせるようなナチュラルテイストなサウンドでした。クライアントは当初、電化製品ですので機能を前面に出した硬質な感じをイメージしていましたが、出来上がったサウンドロゴを聞いて、自分たちがリリースしようとする商品の意外な側面を知り、それはターゲットや販路の見直しにもつながります。ユーザーは商品を機能ではなく「イメージ」で選ぶことが多くなっている昨今、サウンドロゴはそのようなイメージの創造にも貢献できると思います。