音楽制作について

プログラミングと楽器演奏録音

音楽制作の現場

現在「音楽制作」と言いますと、それは「音源」の制作のことです。音源を作るためには楽器を鳴らしてそれを録音しなければいけませんが、どのくらいの分量を生楽器に任せ、どのくらいの分量をコンピューターを使ったプログラミングに任せるかによって、出来上がる音楽の質感、そして制作にかかる費用が大幅に変わってきます。プログラミングによる音楽も生演奏の録音による音楽もそれぞれに一長一短ありますし、人間にしか出せない音、機械にしか出せない音というのも存在し、作りたい音楽によって上手に使い分けなければいけません。

プログラミングによる音楽制作のメリットとデメリット

すべてプログラミングで音楽を組み立てますと、当然のことながら人的コストを削減できますので制作費が大幅に縮小されるでしょう。しかしながらそれはどんなにテクノロジーが発達したとしても、どこまで行っても偽物の音に違いはありません。極限まで本物に近付けることはできるのでしょうが、最後の一線を越えることは永遠にできないのです。また、プログラミングによる音楽は「グリッド」と呼ばれる縦軸を基本に組み立てられます。一拍、二拍、三拍、四拍と明確に線引きされ、そのグラフ上に音が置かれていきます。生演奏の場合はその縦軸から微妙にずれ、そのずれが人間味とかあたたかみなどと呼ばれるものを音楽に付加しますので、縦軸にきっちり揃ったプログラミングによる音楽は、機械的とか冷たいなどという印象を与える傾向があります。

生演奏録音による音楽のメリットとデメリット

人間性を音楽に込めるためには人間に演奏してもらうしかありません(笑)。質感、情感、あらゆる点において、プログラミングによる音楽では実現できない豊かさを音源に封じ込めることができるでしょう。しかし、当然のことながら制作費は嵩みます。演奏者へのギャランティー、レコーディングスタジオの費用、録音したテイクを整音・ミックスするエンジニア費用など多くのお金がかかります。オーケストラをすべて生演奏で録音することを考えてみてください。メンバーの食事や交通費なども用意しなければいけませんし、オーケストラを収録できるだけの広い録音スペースも確保しなければいけません。

「妥協」ではなく「工夫」で乗り越える

プログラミングの良さ、生演奏の良さを抽出して取り入れ、制作予算と照らし合わせながら、使用配分を決めていくと良いでしょう。その際にブレてはいけないのが「作りたい音楽はどんなものなのか」という一番最初の根源的な夢を守ることです。エレクトリックなダンスミュージックを作りたいと思っているのにフルオーケストラを呼んでもおかしいですし、上質で人間味に溢れたバイオリンソロ曲を作りたいと思っているのにすべてプログラミングで賄おうとしても夢を実現することはできません。映画や本を作るのとまったく同じことですが、「予算」と「夢」を天秤にかけて調整することが必要です。そして「妥協」ではなく「工夫」によって困難を乗り越えていくのです。

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