コラム

楽曲のメリハリについて

山場と谷場

音楽というものは不思議なことに、どんなに良いメロディーやハーモニーがあっても、メリハリ(力を入れる部分と、力を逃がす部分の差)がしっかりデザインされていなければ、感動が薄れてしまうものです。それは、映画を例にとってみると分かりやすいですね。ハッピーエンドの前には苦難や悲しみのシーンが必ず設置されています。ハッピーエンドという「山場」をより引き立たせるために、その逆である「谷場」をわざと作って、作品全体に凹凸をデザインするのです。音楽の編曲においても、これと全く同じことが言えるでしょう。

メリハリの付け方

メリハリのあるアレンジをしたいと思う時、その楽曲はすでにたくさんの音で埋め尽くされているものです。ですから、音を間引く、「引き算」によるデザインを考えてみると良いでしょう。音は「足し算」をする時にはイマジネーションのままにどんどん突き進めますが、「引き算」をする時には勇気が要るものです。それが本当に必要な音であるかどうか。これをよく考える必要があるからです。しかし、思い切って音を省いていくことで空間が生まれ、その空間が楽曲全体を豊かにしてくれます。

思い切りが大事

メリハリは、自分自身が思っているよりも大きく付けたほうが上手くいきます。「ちょっと極端すぎるかな」と思うくらいの差を作ってようやくリスナーに理解してもらえるものです。スタジオジブリの宮崎駿さんが、「演出は極端なほうが良い」というようなことをおっしゃっていましたが、少し過剰なくらいにメリハリを付けて、ようやく受け手に伝わるのでしょう。

横浜市青葉区で音楽制作、映像制作、イベント企画をしております。音楽制作を中心に、「美しいものを作る」というプロジェクトを、次々と実行している会社です。

ポートレイトシネマ「will - 美しい想い、美しい物語」

ポートレイトシネマ「will」は、映画的な表現手法を駆使し、人物の印象がふんわりと香るような映像とオリジナル音楽によって構成されるポートレイト風の動画制作です。一人の作家が、撮影から編集、オリジナル音楽の作曲までを一貫して行いますので、作品全体を通して美しい統一感があるのが特徴です。「一人の人間の美しい物語を、美しい動画にする」それが、ポートレイトシネマ「will」のコンセプトです。

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