コラム

アレンジで変わる曲の印象

主役と舞台

アレンジ(編曲)によって、曲の印象は大きく変わります。メロディーと歌詞は「主役」で、伴奏はその主役が躍動する「舞台」です。舞台である伴奏をアレンジによって様々に変えることで、あたかも舞台装置や背景が変化するように、リスナーに新鮮な印象を与えることができます。

ジャンルと使用楽器

アレンジには、音楽ジャンルを変える、楽器を変えるなどの方法が考えられます。音楽ジャンルを変えると使用楽器も自ずから変わってきますので、音楽ジャンルを変えるのが、一番分かりやすいアレンジ手法であると言えますね。また、楽曲のテンポを変えてしまうアレンジもたまにありますが、テンポというのはどちらかと言えば、メロディーや歌詞と同じように「主役」の領域に属するものですので、あまり変更されることはありません。

聴き比べてみよう

それでは、同一楽曲でアレンジの異なるものを聴き比べてみましょう。曲は『夏は来ぬ』。上は合唱バージョン、下はポップスアレンジが施されたバージョンです。印象の違いを楽しんでみてください。

西六郷少年少女合唱団 “夏は来ぬ”

ステテコ&リラコ フルversion

※動画はYouTubeからの引用です。アップロード者の都合によって削除される可能性があります

演出の創意工夫

いかがでしょうか。アレンジを変えることで、全く異なる印象の音楽になることがお分かりいただけるでしょう。舞台装置を設計するデザイナーが役者の動きや物語の筋書きがより良く映えるように創意工夫するように、アレンジも演出を考えて緻密に組み立てられます。

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